探偵や興信所を利用する際に重要になる注意点の一つに料金表の提示の有無があります。

基本的には依頼者がのぞむ調査は様々である性質上、料金表に沿った見積りが重要であり「依頼する側が理解し易い」ことが安心して利用できる探偵や興信所の条件となるでしょう。

もし、料金表の提示が無く「どんぶり勘定」のような金額を提示する探偵や興信所は、経験不足による調査手法の見通しがたたない状況が想定されるので要注意です。

例えば、相談に訪れた探偵との面談時に、トラブルや問題を理解した上で「前金で１００万円です。」などの言葉が出る探偵は信用ならない最たる存在と言えます。

きちんとした調査手法の提示に基づいた概算見積が出せる探偵や興信所であれば「調査期間はおおよそ何日」で「必要な調査費用はいくらであり経費はいくら」との回答が得られる事でしょう。

補足として「調査の変更や見積外にかかる費用は御連絡いたします」などの言葉が聞けることでしょう。

あいまいな調査を提示し、前金ばかり求めてくる探偵や興信所の評判は良くない傾向が強いです。

大手探偵の営業手法に聞く完全成功報酬も、結局のところ「実動費用を前金で請求」し「調査結果を報告して」成功報酬が発生するかたちが多いようです。

調査契約時点で調査費用を請求しない探偵は殆ど存在しないかもしれません。

もし、調査実施前に料金の請求が無い探偵がいるならば「誠実であり良心的な探偵」と確実に言えるでしょう。

ただし、見積や調査手法が的確であり、中間報告をきちんと行う「調査結果を出せる」探偵である事が大前提です。

このような探偵や興信所ばかりならば「依頼者とのトラブル」も飛躍的に減少し、調査業界と探偵業界の「世間の評価向上」に繋がることでしょう。

世間や人を知らない悪意の探偵による横柄な営業が依頼者とのトラブルを引き起こし、経験不足による「調査結果を出す実力」を持たない探偵による現場調査によって、多くの依頼人は「内容のない調査」と満足感を得られないイメージを探偵に持ってしまいます。

探偵に限らず「信用できる仕事」を行う人物には仕事をやり抜く気構えが存在し、仕事を頼む側からの厚い信頼を得られると思います。